イベント&取り組み｜【公式】加治木の小さなレストランSymphony

Kajiki Kurobuta Porkかじき黒豚

【かじき黒豚】は、
姶良市加治木町の豊かな自然の中にある
有機(オーガニック)農業を取り入れた
ふるさわ農場で育てられた【六白黒豚】です。

普段、牛や豚が飼われている近くを通ると
「この近くに牛小屋があるんだろうな」と、
すぐに分かるくらい動物特有の臭いがありますよね？
しかし、ふるさわ農場ではその動物臭がまったくしません。

その秘密のひとつ目は【バイオベッド(醗酵床)】にあります。
ふるさわ農場内には、有機(オーガニック)栽培で
お野菜を作っている畑があり、畑で刈り取った草木を
木屑状にして１mの深さまで敷き詰めています。
この木屑の中にいる微生物の働きによって
黒豚の排泄物は自然分解されます。

このおかげ(醗酵床豚舎方式の採用)で
消臭効果が生まれて
同時に悪臭やハエ・ウジの発生を抑制し、
豚舎特有の臭いがしない
快適な住環境をつくり出しています。

醗酵床豚舎方式の飼養管理において【好醗酵状態の維持】は
最大のポイントとなります。

「醗酵床の一部を畑に帰して肥料とし、また畑から草木を取ってくる」
という【循環】を作り出し木屑と排泄物のバランスをとりながら
【好醗酵状態の維持】をおこなっています。
これぞまさしく【有機(オーガニック)農業】！！
古澤さんはこの「【循環のバランス】こそ大切なんです」と言います。

ふるさわ農場の黒豚は、
まるでサロンにでも通っているかのように
毛並みも美しく輝いていました。

ふたつ目の秘密は【こだわりのエサ(飼料)】にあります。
ふるさわ農場のエサには大きく分けて
【焼酎粕】と【醗酵飼料】の２種類があります。

鹿児島の【焼酎粕】は、
野菜が成長しずらいシラス台地でも
すくすくと成長するさつまいもを
主原料としています。
そのため、水分を除去すれば非常に栄養価が高い
最高の飼料になるのだそうです。

つぎにふるさわ農場では、大豆や大麦、トウモロコシや米ぬかなどを乳酸菌でみずから醗酵させた【醗酵飼料】をエサ(飼料)としています。

醗酵飼料を食べて育った黒豚はすごく健康で、
たとえ病気になっても自力で治せる抵抗力を持っているそう。

しかもここの黒豚の排泄物はほとんど臭くありません。
その理由は醗酵のおかげで腸がきれいになっているとのことです。
まさに【醗酵食品による腸活】です！！

さらに醗酵飼料で健康に育った黒豚のお肉は
旨味成分であるグルタミン酸と
イノシン酸が豊富なほか
抗酸化作用の高いオレイン酸などの
不飽和脂肪酸も多く含む理想のお肉です！

ふるさわ農場のこだわりはこれだけではございません！
【かじき黒豚】はストレスを感じさせない環境で育てられた
【ストレスフリー】の六白黒豚なんです！

ふるさわ農場の豚舎は
一つの床に3頭から5頭の黒豚たちが
「自由に歩き回れるほど、
ゆったりと広々とした環境」になっており
なかには寝そべっている黒豚もいました。

しかも、ゆったりしているのは住環境だけでなく
「生育期間もゆったり」しています。

通常の黒豚(かごしま黒豚etc)の
生育期間は約８ヶ月ですが、
ふるさわ農場では
【１０ヶ月から１年】かけて育てます。
【肉質、脂身の割合、共に最高の状態】になるそうです！

もちろん広い敷地に対して生産量は少なく、
ふるさわ農場の黒豚の生産量は１ヶ月で最大４０頭とのこと。
生育期間が長ければそれだけ飼料(エサ)代もかかります。

古澤さんは言います。
「安さや生産量を求めるのではなく、妥協せずこだわり抜いた
本当に美味しい黒豚をみんなに食べてもらいたいんです。」

私は取材を通して、
ふるさわ農場のスタイルに感動し共感いたしました。（取材日令和4年１月７日）

鹿児島県姶良市加治木町ブランド
稀少な六白黒豚
【かじき黒豚】を
ぜひご堪能ください！！

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